補聴器とは
補聴器は小型の拡声器です。音をマイクロホンで電気信号に変えた後に内臓のアンプ(増幅器)で増幅し、それが強大な音となってイヤホンで再生する装置で、医療機器でもあります。
耳の遠い方が、そのままの状態では聞くことが困難とされる音を増幅して聞こえるようにするのが補聴器の役割でありますので、装着することで以前と全く同じように聞こえるということではありません。
ただ、今まで聞こえなかった音が聞こえるようになることで、生活上不便を感じていた環境を変えられるようになります。
購入前に診察が必要です
先にも述べましたが、補聴器は医療機器ですので、当院では購入に関するご相談をお受けします。
なお、購入にあたっては医療機関で診察を受けるようにしてください。
診察では、耳の状態や聴力から難聴の程度などを診断し、補聴器の必要性・適応の有無を判断します。
この結果を元に販売店に行き、補聴器の作製・調整を行うことで、より快適に補聴器をご利用できるようになります。
また、診察を受ける前に補聴器についてもっと知りたい(「耳穴型」「耳掛け型」「ポケット型」「骨伝導型」など補聴器の種類について、価格、搭載されている機能を知りたいなど)という方、現在お持ちの補聴器が合わないといった方なども、お気軽にご相談ください。